体の事を少し知るだけでもこれからより良い状態を目指す一歩です!
髪の毛と関係ある?って思うかもしれませんが、体が健康だと髪の毛も健康になります!
そこでどうしたら健康になるのか?
少し体の事を知るだけでも、何を気を付ければいいのか?
何をすればいいのか?
それを知る事がまず一歩になります!
今日からでもできる事があると思います☆
カラダがどんなしくみかを理解しよう
頭皮は皮膚の一部。毛髪の根本は頭皮です。
頭皮の健康が美しく毛髪を育みます。
頭皮は皮膚であることから、その構造を学ぼう。
皮膚
皮膚は、表皮、真皮の2層と、毛や爪、皮脂腺や汗腺といった皮膚腺などの付属器官を含めたものを指します。
皮膚は皮下組織によって筋肉と結合します。
真皮
血管や神経、立毛筋、汗腺、皮脂腺があります。
真皮から皮下組織にかけて、5つの感覚をそれぞれ感じ取る点状の受容器もある
- 熱さ
- 冷たさ
- 圧力
- 痛み
- 触覚
真皮は皮膚の弾力やハリを与え、皮膚の構造を維持します。
ムコ多糖や繊維性のタンパク質が紫外線等の外的要因や加齢により老化すると、シワやたるみの原因になります。
皮下組織の役割
脂肪細胞と結合細胞から構成されている皮下組織は、皮膚の一部と思われがちですが別の組織です。
脂肪や脂肪に取り込まれた水分を保温機能高く、身体を保温する機能を担っています。
ちなみに、脳を覆っている頭皮に皮下組織は薄く厚さが約2mmしかありません。
脳が絶えず活発に活動するため、冷却する必要があるからです。
表皮
表皮は、基底層、有棘(ゆうきょく)層、顆粒層、角質層と角質層の間にある層(水と脂のレイヤーバリア)から構成されています。
絶えず活発な新陳代謝を繰り返しています。
外界からの防御壁であり、また、体内から水分が蒸発するのを防ぐ役割があります。
角質層
表皮の最上部。ケラチンが板状に積み重なっています。
外界からの防御と水分蒸散を防止しています。
角質層は完成された強固なケラチンとそれを接着している耐水性の成分などで構成。
基本構成は毛髪と同じ。
水と脂のレイヤーバリア
顆粒層と角質層の間では、細胞の外に放出された脂質と水が層状の構造を維持したまま融合して全体として層状(レイヤー構造)になった膜を形成。
油溶性の層と水溶性の層が重なってバリア機能を果たします。
顆粒層
細胞内にケラトヒアリンといわれるタンパク質を主体として顆粒が作られています。
細胞膜が内部に作られたタンパク質によって裏打ちされて、不溶性の強固な膜に変化します。
有棘層
表皮の中で一番厚い層。細胞が棘(とげ)で結ばれています。
細胞と細胞の間に栄養分を多く含んだリンパ液が流れており、リンパ液から栄養を補給しています。
基底層
表皮のもっとも深い部分。絶えず新しい細胞を生み出して表皮細胞を作っています。(ケラチノサイト)。
成長しながら上へ移動します。
基底細胞という細胞でできており基底膜の上に1列に並んでいます。
真皮にある毛細血管から酸素や栄養分を受け取る役割があります。
基底層にはメラノサイトという色素細胞があり、肌の色はメラニンの量によって決まっています。
基底細胞には基底層にとどまるものと、上に向かって移動し有棘細胞となるものがあります。
ターンオーバー/表皮は28日サイクル
基底層で作られた新しい細胞は、形を変えながら角質層に向かって押し上げられ、角質層までくると、最後にアカになってはがれ落ちます。
基底層から顆粒層まで約14日、角質層で角質が完成するまで約14日、計28日サイクルです!!
しかし、これはあくまで20代のサイクルで、年齢とともにサイクルも長くなります。
まだまだ知らない事が沢山ありますが、肌、皮膚の事が少しわかったのではないでしょうか?
シミ、しわの原因などこれから対策をとる事で-10歳を目指せます!
それから髪の毛の事も知る事が大事です!
美を象徴する。
毛髪の健康と美しさはキューティクルやセラミドの状態が健全である事を意味します。
構造とダメージについて改めて学びましょう!
毛髪
毛髪は、表皮の角質と同じくケラチンで構成された組織です。
表皮から出ている部分の毛幹と、皮膚内部の部分の毛根にわけられます。
毛根
頭皮内部の部分
毛包
毛髪は毛包で作られています。
毛包は、表皮が真皮の奥の方にくぼんでいるような形状をしており、皮脂を分泌する器官である皮脂腺と繋がっています。
メデュラ
毛随と言われる部分。
形態や機能については不明な点が多く、毛髪の中には毛随が全く存在しなものもあります。
太い毛には存在する事が多いために、毛髪を軽くする役割などがあると考えられています。
毛母細胞
毛球で毛乳頭に接している部分が毛母細胞です。
毛髪は毛母細胞で作られれており、表皮でいえば基底細胞には基底層と同じように色素形成細胞「メラノサイト」があり、毛髪に色素を供給しています。
毛乳頭
毛包の中にある毛根の下部に毛球があり、その1番下の球状にくぼんだ部分が毛乳頭です。
毛乳頭には毛細血管や神経が入り込んでおり、毛細血管により栄養や酸素が供給されて、毛髪が作られています。
毛周期は15分で1~2本が抜けている!?
毛髪の成長速度は、1日約0.4ミリで、太さは0.05~0.15ミリ、本数は約12万本、
毛周期
- 男性
3年~5年 - 女性
4年~7年
12万本が3年から7年で生まれ変わっているということは、
1日当たり47~110本が抜けていることになり、極端な話、計算上は15分で1~2本が抜けていることになります。
毛小皮・キューティクルの形成
キューティクルを形成する毛小皮細胞は、ひとつずつ上昇して徐々長方形になり、毛球の上部で表皮と水平方向にひとつずつ重なる状態になります。
さらに上昇すると次は垂直方向になり、長方形の細胞が重なり合っていきます。
最終的に、毛皮質の表面を約7層の毛小皮が覆っている状態になります。
毛小皮も同様に角化し、「CMC」で毛小皮同士や毛皮質と接着されています。
毛小皮は、角質と同様に完成されると核を消失します。
ストレスが引き起こす脱毛のしくみ
内因性の毛髪トラブルで最大の悩みである脱毛。
主に壮年型脱毛と円形脱毛症があります。
壮年型脱毛
遺伝やストレスが原因となり、男性ホルモン・テストステロンに、5α‐リダクターゼという酵素が動いてジヒドロテストステロンという毛周期を乱したり皮脂分泌を促進させる物質を作って脱毛します。
円形脱毛症
ストレスや自己免疫疾患が原因で突発的に発生する脱毛症です。
1つだけ発生する単発型
単発型は一過性の場合が多く、そのまま放って置いても回復する場合が多い。
数多く発生する多発型
早急に医師の判断を要します。
いずれも原因のひとつにストレスがあります。
ストレスが生命優先順位の最下位の毛髪にダメージを与えているわけです。
毛幹
毛幹は、キューティクルといわれる毛小皮とコルテックスといわれる毛皮質が細胞膜複合体‘‘CMC”といわれる物質で接着されています。
毛皮質(コルテックス)
毛幹の90%程が毛皮質で構成されており、毛幹のほとんどを占めています。
毛幹の主たる構造物なので、毛髪のしなやかさや強さなど、基本的な性質を決定しています。
コルテックスの構造
細胞膜複合体(CMC)
毛髪の細胞同士を接着する役割があります。
細胞膜複合体の構成は細胞の中にあったアミノ酸やタンパク質、脂質などと、細胞膜の構成成分であるレシチンなどのリン脂質やコレステロール、タンパク質などで作られています。
細胞膜複合体が失われると、細胞の接着性が低下して細胞の流出が発生し、毛髪は極端に損傷した状態になります。
毛小皮(キューティクル)
「毛の外側に皮」硬いケラチンで出来た細胞が層状に重なり魚のウロコのように髪を保護しており、表面的なツヤと輝きを与えます。
硬くて柔軟性などで、過剰なブラッシングや乱雑なシャンプーなどで傷ついたりはがれたりします。
キューティクルの構造
毛小皮細胞(キューティクル)は健康毛は7層あり、キューティクルとキューティクルはCMCで接着されています。
個々のキューティクル
外側から
- エピキューティクル
- エキソキューティクル
- エンドキューティクル
3層構造になっており、外側ほど強固なケラチンでできています。
18-MEA(メチルエイコサン酸)
髪のツヤやなめらかさにも関わり、ダメージ補修の観点からも重要な成分になります。
18-MEAは、毛髪のキューティクル表面に存在し、髪を疎水的な状態に保ち、
毛髪の保護膜となる皮脂を毛髪の毛先までスムーズに運ぶだけでなく、
毛髪のしなやかさや指通りの良さ、髪のツヤに必要なものです。
ヘアカラーやパーマなどのケミカルダメージに弱く、
また日常的な生活の中でも徐々に壊れて、失われるとバサバサしたツヤのない髪になってしまいます。
毛髪ダメージの進行順序
毛髪は、キューティクル、CMC、コルテックスの順番でダメージが進行していきます。
進行はダメージの深さと比例します。
第一段階
キューティクルが過剰なブラッシングなどの物理的な刺激で傷がついたりはがれた状態です。
第二段階
CMCが洗浄力の強いシャンプーなどで流出していきます。
最終段階
コルテックスの細胞が流出し、髪の内部に空洞ができて枝毛や切れ毛になります。
毛髪は細かく説明するとかなり複雑という事が分かると思います。
知る必要はないのかもしれませんが、知る事で、今の髪の毛がどういう状態なのか?
そのダメージがどれだけ良くないか・・・
髪の毛が枝毛や切れ毛にあるってどういう状態なのか?
一度考えてみてください!!
続いては・・・
栄養を行き渡らせる骨格・筋肉。
頭部マッサージでは直接骨格や筋肉にアプローチします。
筋肉などの位置を把握してほぐすことが重要になります。
正しいアプローチを行う事で、血管やリンパの巡りを効果的に促進できます。
骨格
人体には約200個の骨があります。
軟骨や靭帯、関節によって結合し骨格を形成します。
骨格は柔らかい脳や臓器を外部の衝撃から守り、体を支え、筋肉と連動して運動する役割があります。
ここでは頭部と肩の骨格について
頭蓋骨
頭蓋骨は15種23個の骨で構成されています。
頭蓋骨は頭骨と顔面骨に分けることが出来ます。
頭骨
- 前頭骨
- 頭頂骨
- 側頭骨
- 後頭骨
- し骨
- 蝶形骨
6種8個の骨で構成され、パズルのように波形の線で組み合わされています。
この組合わせ線を縫合線とよびます。
この様に複雑に結合されることで外部からの衝撃を分散させショックをやわらげ、脳を保護します。
頸椎
頸椎は脊椎の上の部分で、首の部分です。
7つの骨で頭を支えています。
椎間板を挟んで連なっており、首が動くことを可能にしています。
1番上に位置し頭蓋骨に繋がっている部分を環椎といい、その下に軸椎との組み合わせ部分がもっとも大きく動きます。
肩複合体
肩複合体は、鎖骨、肩甲骨、上腕骨の3つの骨からなります。
鎖骨
体の表面近くに位置し、首の基部、胸上部を横に走ります。
肩甲骨とともに上腕の安定と運動に深く関わっています。
肩甲骨
肩の上背部にある平らで三角形の骨です。
鎖骨とともに上腕の安定と運動に深く関わっています。
上腕骨
腕の上部に位置し、腕の安定と運動に深く関わっています。
一般にいう「肩の関節」は上腕骨と肩甲骨で形成されています。
肩コリの原因は肩甲骨だった!?
肩甲骨は鎖骨とだけつながっており、背中と胸にある筋肉にぶら下がっているだけです。
肩甲骨をぶら下げている筋肉は常に力が入っている状態です。
このしくみが肩コリの要因になっています。
筋肉は大きく分けて3種類
骨格筋
骨についている筋肉で、収縮、弛緩(しかん)することで骨が動き運動が生み出されます。
骨格筋は約400種類とされ、全体重の40~50%を占めています。
体を動かすはたらきのほか、血液循環をよくして体温を保つ働きや栄養物を貯蔵する働きなどもあります。
頭部の筋肉は非常に薄く、筋肉の緊張状態が続くと頭皮が硬く感じ血流も滞り、ヘアサイクルの乱れの原因になります。
また、頭部の筋力などが衰えると頭皮の弾力性も低下し、顔のシワやたるみの原因になります。
心筋
心臓を動かす筋肉
平滑筋
内臓などの壁を作っている筋肉
帽状腱膜
前頭筋と後頭筋をつなぐ。頭皮下に広がる強い結合組織膜。
前頭筋
眉を引き上げる。額にシワを寄せる
側頭筋
アゴを閉じる。歯を食いしばる。
後頭筋
帽状膜を固定し、後方へ引っ張る
胸鎖乳突筋
頭と頚(くび)を安定させる。
大胸筋
腕を内側に回す、曲げるなど。
僧帽筋
肩甲骨を上下する、回す。頭と首を伸ばすなど。
頭板状筋
表情を作る筋肉「表情筋」
人の顏には30対の表情筋があり、複雑に絡み合っています。
頭部と同様にほぐすことで、顔のリフトアップやトーンアップなどのエイジングケアに効果的です。
また表情も豊かになるので、コミニュケーションもスムーズになります。
筋肉一つ一つに意味があり動きであったり役割をしることで、改善できることもあります!
今日から何か一歩変えてください☆
皮膚・毛髪・筋肉には役割があり一つ一つが大事になります!!
少しの変化が大きな結果へと変わります!!
無知よりも知識があるだけでも変わります!
少しでも覚えていてくださいね!
何かに役立つかもしれませんよ!!