近年白髪や、薄毛に悩まれている方が増えています!!
男性も女性も、年齢を重ねると髪のツヤが消えて白髪が増え、髪やせ・抜け毛が現れます。
髪にハリやコシ、ボリュームがなくなり、分けめも目立って薄毛になります。
女性、男性問わず白髪や薄毛、抜け毛には気をつかいますよね。
特に最近では女性でも若いうちから薄毛や抜け毛に悩まされる人も多くなっています。
そこで大切なことは、原因を知り適切な対策を立てることです。
『あれもこれも』と対策を施したとしても、それがあなたにあった薄毛や白髪の原因と合致していなければ望んだ効果は得られません。
しかし、対策されている方はどれでけいるでしょうか?
気づいてから対策するよりも、予防からする方が良いです!
なので、まずは薄毛や白髪の根本原因を知ったうえで適切な方法で改善に取り組みましょう。
まずは頭皮環境を整える事が何よりの予防法になります!
白髪と薄毛の直接的な原因は異なりますが、基本的には頭皮に潤いやハリがあり、
血行が良い状態を保ち、毛髪を生み出すための栄養がしっかり届くことが重要だと考えています。
顔のスキンケア同様に頭皮ケアを考え、毎日丁寧にセルフケアをしっかりすれば、
いつかどちらかの悩みから解放される日がくるかもしれません!
白髪になる原因と薄毛になる原因
どうして白髪がでてくるの?
髪の色の正体はメラニン色素
白髪や黒髪、またブロンドなど、髪の色に違いがあるのは、髪のなかのメラニン色素が影響しています。
髪の色はその量によって決まります。
たとえば、黒髪は黒褐色をしたメラニン色素の量が多いのですが、白髪にはメラニン色素がほとんど含まれていません。
髪がメラニン色素を取り込むしくみ
実は、毛根で髪が作られた直後にはメラニン色素は含まれていません。
つまり生まれたての髪はすべて白髪(透明)なのです。
毛髪は細胞分裂でできる
まず、毛根の一番先にある毛乳頭が毛細血管から養分を取り込み、周囲の毛母細胞へと供給します。
養分を得た毛母細胞は絶えず分裂を繰り返すことで毛髪を作り出します。
頭皮内でメラニン色素を取り込む
毛母細胞の周りにはメラノサイトと呼ばれる色素生成細胞があり、メラニン色素はここで作られています。
毛母細胞で作れた直後の白い髪は、毛根で成長する過程でメラノサイトからメラニン色素を取り込み、
やがて私たちが普段目にする黒髪として頭皮から押し出されるように現れます。
メラノサイトがメラニン色素を作るには、チロシナーゼという酵素の働きを必要とします。
このチロシナーゼが加齢などの原因によって減少すると、メラノサイトの機能が低下し、
メラニン色素は作られず、色が着かないままの髪が頭皮から生えてきます。
これが白髪の正体です。
また、メラノサイト自体が何らかの原因でなくなってしまうこともあり、この場合も白髪になります。
いずれにしても、メラノサイトの消失やチロシナーゼの減少がなぜ起こるかについては、今のところまだ完全には解明されていません。
白髪が増える原因は様々
よく耳にするのが加齢や遺伝ですが、それ以外にもストレスや食生活の乱れ睡眠不足なども影響するとも言われています。
また、白髪を抜くと増えると聞いたことがあると思いますが、抜くことが原因でさらに増えることはありません。
しかし、抜くことで毛根を傷めてしまい健康な毛髪が生えてこない事もありますので、無理に抜かない方が良いでしょう!
女性と男性で薄毛の原因は異なる
女性と男性とで薄毛の原因は違い、それぞれ特徴があります。
女性の主な原因は女性ホルモンの減少ですが、男性の主な原因はAGA(男性型脱毛症)と呼ばれる病気が多いのです。
男女問わず薄毛に悩まされますが、タイプが異なるといわれています。
男性は額が広くなるなど、生え際から抜けるケースが多く見られます。
対して女性は頭頂部や髪の分け目などが目立ち始め、しだいに頭部全体の髪の毛が薄くなるケースが多いようです。
この違いは薄毛の原因が大きく関係しているとされ、生え際から抜ける男性の薄毛は、原因に男性ホルモンが関係しているといわれています。
つむじや頭頂部が目立ち始める女性の薄毛は、血行不良や栄養不足などや女性ホルモンの減少の原因が考えられます。
薄毛や脱毛症の原因(女性)
女性の薄毛の原因
女性が薄毛になる原因で最も多いのが、加齢による女性ホルモン『エストロゲン』の減少です。
エストロゲンは女性らしさを保つ上で欠かせないホルモンで、生まれながらに女性の体内に多く存在していますが、40歳を目処に数が減少していくことがわかっています。
それと比例するように毛髪は力強さを無くし、ハリやコシをなくしてしまうのです。
女性が薄毛になるときは男性とは異なり、頭頂部から一気にハゲあがるのではなく、全体的に薄く細くなり頭皮の地肌が見える状態になってしまいます。
そのためヘアスタイルにかなり気を使う必要が出てきてしまい、悩んでしまう女性も多くなりがち。
なので、きちんと対策を立てて予防することが大事なのです。
また、薄毛の原因は女性ホルモンの減少以外にも、毛髪に必要な栄養分『タンパク質』『ビタミン』『ミネラル』の摂取不足だったりストレス、
タバコといったように女性の場合は様々な原因が複雑に絡み合っているのが特徴といえます。
女性の薄毛の種類
【びまん性脱毛症】
生え際が後退するのではなく、頭髪全体が薄くなります。間違ったダイエットやヘアケアの他、老化が主な原因です。
【分娩後脱毛症】
妊娠後期は女性ホルモン増加に伴って抜け毛は減少しますが、
出産後のホルモンバランスにより成長期に入っていた毛髪が休止期に入るため毛が抜けます。
【牽引性脱毛症】
長期間、髪をきつく縛ることで頭皮の決まった部分に負担がかかり、その部分だけが抜け毛に。
ポニーテールを続けているとおでこが広くなることもあります。
【円形脱毛症】
自分の毛根を敵と勘違いしリンパ球が毛根を攻撃する自己免疫疾患の一種。
原因はストレスともいわれるため、環境の改善が第一です。
【脂漏性脱毛症】
皮脂の過剰分泌により、頭皮に炎症が生じて起こる脱毛。
脂質の少ない食生活に変え、正しいシャンプー法を身につけることが大切です。
【ひこう性脱毛症】
フケが毛穴をふさぐことで炎症などが起き、髪が成長できなくなった状態です。
洗髪によって皮脂をとり過ぎることが大きな原因になります。
女性の薄毛の原因の最も多いびまん性脱毛症
頭部全体の髪の毛が薄くなったり、地肌が透けて見えたりしている場合「びまん性脱毛症」が疑われます。
「びまん」とは「一面に広がる」という意味で、男性のように部分的に脱毛が進むのではなく、頭皮全体が薄くなるのが特徴です。
全体が徐々に薄くなっていき、気づいたときにはかなり進行しているケースもあります。
「分け目が薄くなった・・・」と感じたら要注意。
ダイエットやストレス、不規則な生活といったことも原因となり、20代から発症する場合も少なくありません。
原因がひとつではなく、複数が複雑に絡み合っていることが多いのも女性の薄毛が男性の薄毛と違うところです。
閉経という節目に向かう40代後半以降の女性で、女性ホルモンが著しく減少する際に「FAGA(女性男性型脱毛症)」という、
男性のように前頭部や頭頂部から薄毛が広がる脱毛症になる方もいて、年齢から起こる「びまん性脱毛症」の1つです。
びまん性脱毛症が起こるメカニズムとは
びまん性脱毛症はホルモンバランスや自律神経の乱れによって発症することがあります。
また、髪の毛の成長にはたんぱく質をはじめとした十分な栄養の供給が必要ですが、内臓系や消化器系のトラブルなどにより、栄養が十分に吸収されず、びまん性脱毛症が引き起こされるのです。
ストレスが多い方も要注意です。
びまん性脱毛症の症状
びまん性脱毛症の症状の大きな特徴は、頭部全体の髪の毛が薄くなってしまうことです。
以下項目に当てはまらないか、セルフチェックしてみてください。
<びまん性脱毛症の初期症状>
- 短い髪が多くなってきた
- 髪のボリュームが減った
- 分け目が薄くなった
- 地肌が透けて見える
- 髪が大量に抜ける
- 髪が細くなった
- ヘアスタイルが決まらなくなった
以上のような症状で悩んでいる場合、びまん性脱毛症が疑われます。
頭皮全体の髪の毛が薄くなるために、地肌が透けて見え、ヘアスタイルにボリュームが足りないと感じやすくなります。
また髪の毛の本数だけでなく、髪の毛自体が細く弱々しくなってしまうことも、ボリュームダウンの原因となります。
びまん性脱毛症の原因のひとつである血行不良や栄養不足が、健康な髪の毛の育成を阻害してしまう可能性があるためです。
抜け毛をチェックしたときに細い毛が多いという場合は、上記の理由で健康な髪の毛が育っていなかったり、育ちきる前に抜け落ちてしまっていたりする可能性があるため、注意が必要です。
びまん性脱毛症の進行スピードについて
一日に数百~数千本の髪の毛が抜けるなど急速に進む事例はかなり少なく、一般的には「気が付いたら以前より薄くなっている」というケースが大半です。
進行スピードに関しては個人差があることを覚えておきましょう。
びまん性脱毛症は、主に加齢が原因で発症します。
具体的には、30代後半ぐらいから発症する女性が多いといわれています。
年齢を重ねることで女性ホルモンの分泌量が減少し、ホルモンバランスが崩れてしまうためです。
しかし、びまん性脱毛症は若い女性でも発症の危険性があります。
若い女性が発症する主な原因は、睡眠不足や偏った食生活などの生活習慣の乱れ、過度なダイエットによる栄養不足です。
ほかにも、ストレスをためこむことや間違ったヘアケア、カラーやパーマなどのしすぎによる髪や頭皮への負担が、びまん性脱毛症の原因となります。
女性ホルモンと血流の低下が薄毛の要因
女性ホルモンの分泌量のピークは、残念ながら20代に来てしまいます。
ハリ、コシなどの『髪の毛の質』に関しては、恵まれている人でも維持できて30代の後半までで、
40代以降は下り坂になって白髪や薄毛、抜け毛が顕在化してきます。
そして、人間の体で年齢を重ねて血流が良くなる場所はありません。
頭皮も例外ではなく、毛根に栄養が行きわたらなくなります。
女性ホルモンの乱れ
びまん性脱毛症は30代後半から発症する女性が多いといわれていますが、
若い方でも睡眠不足による自律神経の乱れ、偏った食生活、過度なダイエットなどにより女性ホルモン分泌のバランスが崩れることで引き起こされます。
これらが原因となり、必要な栄養が毛髪まで行き届かないのです。
また、出産後の薄毛は「分娩後脱毛症」の可能性もあります。
頭皮が硬く乾燥することで薄毛に
「薄毛に悩む女性は、頭頂部が硬く突っ張るように感じている人が多いです。
頭皮が『凝る』あるいは『引っ張られている』という違和感を覚えている方も多いです。
実際に頭皮は加齢によって厚みが低下し硬くなり、血流に関しても落ちていることが明らかになりました。
なおかつ、頭皮が薄い人は血流が不均一になっており、毛根に行きわたってないことがわかっています!
加齢による女性ホルモンの分泌量の変化
年齢を重ねることで女性ホルモンである「エストロゲン」の分泌が減少し、発毛サイクルが乱れることもびまん性脱毛症の原因になります。
加齢は女性ホルモンの減少だけではなく、髪の毛を作り出す毛母細胞の老化にもつながるため、年齢を重ねることで薄毛のリスクは高くなるといえるでしょう。
頭皮への負担
ため込んだストレスや間違ったヘアケア、カラーやパーマなどのしすぎによる髪や頭皮への負担が、びまん性脱毛症につながることもあります。
不規則な生活習慣
20代などの若い女性も頭頂部の薄毛に悩まされることがあります。
その原因として、生活習慣が乱れていることなどが考えられます。
ダイエットのために食事をあまり摂っていなかったり、同じものばかり食べたりしている場合に起きやすいようです。
食生活の乱れのほかにも、仕事や育児などで睡眠不足や運動不足が続くと、薄毛の原因となってしまう生活習慣の乱れには注意が必要です。
ストレス
社会生活を送っていると、完全にストレスを避けることは難しいです。しかし強いストレスを感じたり、発散できずにストレスを抱え込んだりすることは薄毛につながります。
ストレスを感じていると、体内の亜鉛がたくさん消費されます。
亜鉛は髪の毛を作り出すのに大切な成分であるため、不足すると健康な髪の毛が育ちにくくなります。
また、ストレスをためると血流が悪くなり、頭皮や髪の毛に必要な栄養が行き渡りにくくなることも考えられます。
誤ったヘアケア
ヘアケアの誤りも頭頂部の薄毛の原因となります。
よくある誤りとして「頭皮や髪の毛を清潔に保ちたいから、一日に何度もシャンプーをしている」ことが挙げられます。
清潔さを保つのは大切ですが、皮脂の洗い流しすぎによって乾燥を招き、頭皮環境が悪化する原因となる可能性があります。
シャンプーによる刺激を何度も繰り返すことになるのも、髪や頭皮にとってよくありません。
また「熱で髪を傷めるから、シャンプー後にドライヤーは使わず自然乾燥にしている」という場合も注意が必要です。
濡れている髪の毛はダメージを受けやすく、頭皮も細菌が繁殖しやすい状態になっているため、
放っておくとトラブルを引き起こす可能性があります。
ヘアスタイル
いつも同じところできつく結ぶヘアスタイルを続けていると、引っ張られている部分の髪が抜ける「牽引性脱毛症」を引き起こす恐れがあり、
結ぶ位置によっては頭頂部やつむじの薄毛が目立つ原因になります。
またヘアスタイルのおしゃれのために、短期間でカラーリングやパーマを繰り返すことも、髪の毛や頭皮のダメージにつながります。
紫外線、空調、ヘアカラー、パーマなど外的な要因で頭皮を傷つけている
- 白髪や薄毛にならないための対策
- 睡眠をしっかりとる
- ストレスを溜めない
- バランスの良い栄養をしっかり摂る
- 髪にも頭皮にも優しいシャンプーを使う
- 無理なダイエットをしない
- 頭皮マッサージをする
- 頭皮に化粧水など保湿する
- 喫煙をしない
- 飲酒も控える
- 高温のドライヤーを当てすぎない
など、なかなか気を付ける事が多いです!
これら一つ一つ出来るようになる事で白髪予防や薄毛予防になります!
完全に防げるわけではないですが、遅らす事などが可能です!
早いうちからする事で結果もついてきやすいです!!
まず第一歩踏み出してみてください!!
薄毛や脱毛症の原因(男性)
男性型脱毛症(Androgenetic Alopecia:AGA)/壮年性脱毛症~男性の薄毛の主な原因~
男性型脱毛症(AGA)の主な原因は「男性ホルモン」と「遺伝」です。
男性ホルモンなどが主な原因で、軟毛化(毛の数は変わらなくても、太く長い毛が再生せず、細く短い毛に置き換わる)が進み、
薄毛になる状態です。
軟毛化は、ヘアサイクルの成長期が短縮され、毛根が小さくなってしまうことによって起こります。
男性の薄毛の原因
男性の薄毛で最も多いのがAGAと呼ばれる男性型脱毛症です。
テレビや電車内広告などで目にする機会が増えたので、ご存知の方も多いかもしれませんね。
日本人男性の30%がAGAに悩まされていると言われており、もはや国民病といっても良いほどです。
AGAに発症するとヘアサイクルで成長期にある毛髪が強制的に抜け落ち、太く強く育つはずの毛髪の数が全体的に減少していく症状が出ます。
メカニズムは、男性ホルモンのテストステロンが毛包内のII型5αリダクターゼと結びつくことでDHT(ジヒドロテストステロン)が生成されることが始まりです。
DHTがレセプター(受容体)と結びつくことで、成長期にある毛髪に対し髪が抜けるような命令を出し、抜け毛が発生。
女性ホルモンと違い男性ホルモンの減少は緩やかであるため、年を取るほどAGAにかかる確率が上がると言われています。
しかし、最近では20代でもAGAを発症する人も増えているため注意が必要です。
また、女性にも男性ホルモンが存在しているためAGAを発症する可能性があり、その場合FAGA(女性男性型脱毛症)を発症してしまいます。
早い人では20歳代前半から始まります。
なお、男性ホルモンは、髪は薄くする方向にはたらきますが、
ひげや陰毛などは濃くする(硬毛化)方向にはたらくと考えられています。
ただ、男性が誰でも若くして薄毛になるわけではなく、遺伝的な素質に加え、ストレス、食事、生活習慣などの影響も大きいと考えられます。
「生活習慣」「ストレス」「外的要因」が男性型脱毛症(AGA)の進行につながるケースもあります。
男性型脱毛症(AGA)|成人男性の多くに見られる症状
男性型脱毛症(AGA)とは、男性ホルモンの影響により薄毛が進行する脱毛症です。
5αリダクターゼにはⅠ型とⅡ型があり、より強いDHTを生み出すといわれるⅡ型が額などの生え際や頭頂部に多く存在することから、
男性はそれらの部分から抜け毛が進行する傾向にあります。
脱毛の進行パターン
脱毛は前頭部または頭頂部から起こることが多く、
- 額の生え際から後退していくタイプ
- 頭頂部から薄くなるタイプ
これらの混合タイプなどさまざまな進行パターンがあります。
薄毛や抜け毛に悩む男性の多くは男性型脱毛症(AGA)が原因といわれており、成人男性に多く見られます。
男性型脱毛症(AGA)には、以下のような進行傾向があります。
- M字型:額の生え際から薄毛が進行する
- O字型:頭頂部から薄毛が進行する
- U字型:前頭部から薄毛が進行する
男性型脱毛症(AGA)は進行性の脱毛症なので、対処せずに放置すると症状が進行していきます。
進行しないうちに治療を開始することで、早期改善が期待できます。
男性型脱毛症(AGA)の原因
男性型脱毛症(AGA)の原因と考えられる要素を以下にまとめます。
【AGAの原因】
AGAにつながる理由
【男性ホルモン】
テストステロンという男性ホルモンが、ヘアサイクルに悪影響を及ぼす「ジヒドロテストステロン(DHT)」を生成する。
【遺伝】
AGAを誘発する「5αリダクターゼ」(酵素)の活性度は親から子へと引き継がれやすい。
【生活習慣】
食生活の乱れ・運動不足・睡眠不足が血行不良や頭皮環境の乱れなどにつながり、髪の毛の成長を妨げる。
【ストレス 】
ストレスによりホルモンバランスや交感神経・副交感神経に乱れが生じ、髪の毛の成長を妨げる。
【外的要因 】
毛髪のカラーリング・パーマ・整髪料・シャンプーなどの外的要因により頭皮環境が乱れ、薄毛が進行する。
発症の兆候
頭皮や顔が脂っぽい、毛が細く柔らかい、細くて短い抜け毛が目立つ、といった兆候があると、
男性型脱毛症(AGA)/壮年性脱毛症になりやすいといわれています。
頭頂部の薄毛の対策は? 治療と予防
放置しているとどんどん広がってしまう頭頂部の薄毛。
抜け毛を予防し発毛を促進する治療法には、飲み薬などの薬物やメソセラピーと呼ばれる注射があります。
AGAは進行性の症状
AGAの大きな特徴は進行性である、ということです。
何もせずにいると時間の経過とともに抜け毛が増えていき薄毛の範囲が広がっていきます。
今はそれほどでもない、という人でも将来的にハゲあがってゆく可能性は十分にありえます。
何らかの治療を施さない限り、薄毛の進行を食い止めることはできないとされ、早い段階での治療開始が望まれます。
なので早め早めの予防が大切です。
薬物療法で抜け毛を減らし毛髪の成長を促す
頭頂部は血管の数が少なく、血流が悪くなりやすい部分です。
頭頂部のAGA治療は、血行を促進し発毛効果を促す薬と、抜け毛を防ぐ薬による薬物療法が柱となります。
前者にはミノキシジル、後者にはフィナステリド、デュタスデリドがあり症状や重症度に応じて医師が量や組み合わせを決め、処方します。
また、発毛に重要な栄養を届けるため、亜鉛やL-リジン、L-アルギニンなどの成分が含まれた栄養剤の処方も効果的です。
頭部に有効成分が浸透しやすくなるよう、シャンプーなどのヘアケアで頭皮を清潔に保つようにしましょう。
また、冷えを予防し余分なストレスをためないことも大切です。
進んでしまった薄毛にはメソセラピー(注射療法)も選択肢にメソセラピー(注射療法)とは、これは発毛促進作用のあるミノキシジルに、
毛髪の成長因子を加えた薬剤を頭皮下の組織に注入し、毛髪をつくる毛母細胞のもとになる幹細胞の活性化を促すことで、毛母細胞の細胞増殖(発毛)を導く治療です。
頭皮が見えるほど頭頂部の薄毛が進んでしまった場合や、内服薬や外用薬で思うような発毛効果が出ない場合、強力に発毛を促進したい場合などに、検討されることが多い治療法です。
内服薬や外用薬と組み合わせて行うことでも高い発毛効果が期待できます。
『薄毛は遺伝する』の真実とは?
『薄毛は遺伝する』と、一度は聞いたことはあると思います。
「父親がハゲているから、私もはげますか?」
「一家代々薄毛だから、私も薄毛になりそうで怖い」
といったお声を頂ただくこともあるので、『遺伝が原因で薄毛になるのかどうか?』かなり気にされている方が多いのだなと感じています。
結論から言いますと、ハゲや薄毛そのものが遺伝するのではなく、先ほど説明した男性ホルモンのレセプターが遺伝するかどうかです。
いくらDHTが大量に生成されたとしても、レセプターがなければDHTは命令を出せないわけなのでAGAは発症しません。
つまり、遺伝で受け継がれるかどうかはレセプターの有無ということになるので、一家代々ハゲている人はハゲるとは言えないということです。
女性でも脱毛症(FAGA)が発症するとも説明しましたが、両親あるいは祖父母からレセプターの数が多い情報を遺伝してしまうと、発症する可能性が高くなります。
薄毛にはこれが効く!予防や対策とは?
女性と男性の薄毛の原因がわかったところで、それぞれの対策方法を知ることも大事です。
男女問わず行いたい3つの対策
まず、男女共に行いたい対策は『禁煙』『ストレスをためない』『良質な睡眠』の3つです。
タバコ
タバコは末端神経を縮小させてしまい、栄養の周りを阻害します。
そのため毛髪の成長に必要な栄養が流れず成長がしなくなってしまうのです。
さらに、タバコに含まれる有害物質が毛包の細胞を直接攻撃したりするなど、タバコはいいことが一つもありません。
あなたが吸っていなくとも職場や家族の誰かが喫煙者で副流煙を吸っていても同じことが言えるので、くれぐれも注意してください。
ストレスは髪の毛だけではなく、健康面全てにおいて悪影響を及ぼします。さらにストレスはエストロゲンの分泌を抑えてしまうこともわかっているので、普段からストレスを溜めないことを心がけましょう。
ちなみに、「タバコでストレス解消」という人もいますが、発散するストレスより体への悪影響の方がよっぽど強いです。
髪の毛を最優先するなら今すぐにでも辞めることをおすすめします。
ストレス
そもそもストレスとは、外部から刺激を受けたときに生じる緊張状態のことです。
外部からの刺激には、天候や騒音などの環境的要因、病気や睡眠不足などの身体的要因、不安や悩みなど心理的な要因、そして人間関係がうまくいかない、仕事が忙しいなどの社会的要因があります。
つまり、日常の中で起こる様々な変化が、ストレスの原因になるのです。
たとえば、進学や就職、結婚、出産といった喜ばしい出来事でも、変化であり刺激ですから、実はストレスの原因になります。
ストレスで自律神経なども乱れ、体調が悪くなってりと身体的影響もでます。
ストレス発散は人それぞれで違うので、自分のストレス解消方法を見つける事が大切です。
良質な睡眠
キレイな髪の毛を育む為に必要と言われている睡眠。
実は6時間以上寝る事が大切です。
22時~2時は寝る!
これはよく耳にしますが・・・
どの時間で寝るというよりは良質な睡眠をどれぐらい取れているかの方が大切です!
びまん性脱毛症が女性に多い理由について
男性の脱毛症には、男性ホルモンの一種である「ジヒドテストステロン(DHT)」が影響しているケースが多く見られます。
DHTはテストステロンという男性ホルモンが、5αリダクターゼと呼ばれる還元酵素によって変換されて発生する悪玉男性ホルモンで、
AGA(男性型脱毛症)の原因となることで知られています。
5αリダクターゼにはⅠ型とⅡ型があり、より強いDHTを生み出すといわれるⅡ型が額などの生え際や頭頂部に多く存在することから、
男性はそれらの部分から抜け毛が進行する傾向にあります。
いっぽう女性の脱毛症は、ストレスによる自律神経の乱れや加齢などによって頭皮の血流が悪くなったり、
食生活の乱れによって栄養が不足したりすることで起こりやすいです。
そのため、部分的にではなく頭部全体の髪の毛が薄くなるびまん性脱毛症が多いと考えられるでしょう。
自分の状態を確認し、対策・予防していきましょう!
生え際が後退するM字ハゲやU字ハゲは、頭頂部やつむじ付近と比べて気付きやすいといえます。
それに対して、頭頂部の薄毛は気付きにくい部位です。
こうした事態を避けるためには、できるだけ早い時期からケアを始め、頭頂部の薄毛が進行しないように手を打つことが大切です。
チェックする機会が少なければ、それだけ気付くのが遅くなってしまいます。
そのため心がけたいのは、できるだけ毎日チェックする習慣を身につけることです。
毎日でかける前や身だしなみをチェックする際に、頭頂部も一緒に確認しましょう。
頭頂部の確認には三面鏡が便利ですが、なければ手鏡でも確認できます。
さらに髪型を整えるときに、髪のボリューム感を確認するようにしましょう。
もし、以前より髪型を整えるのが難しく感じるとしたら、頭頂部の薄毛が原因かもしれません。
頭頂部が薄くなるとブローしたり、整髪料を使ったりしてもなかなか髪型が決まらなくなります。
チェックの頻度が数ヶ月に1回であれば、薄毛に気付いてショックを受けたときには「もうかなり進行している…」
ということにもなりかねませんが、できるだけ高い頻度で、頭頂部の薄毛進行具合をチェックしていれば自分なりにケアをする事もできます。
頭皮の血流は育毛のカギを握る大切な要素。
血流が低下すると、毛根に栄養が届きにくくなるうえに、頭皮も硬くなり、髪が育ちにくくなってしまうからです。
そこで、あなたの頭皮の色で血流の状態をチェックしてみましょう。
毛細血管は静脈なので、血流が良いほど頭皮が青白く見え、悪いとピンク色に見えるんです。
もし血流が悪い場合はこの先、脱毛の心配も・・・。
少しでも気になったら、育毛ケアの始めどきかもしれませんよ?
抜け毛が気になり始めると「このままどんどん抜け毛が増えたらどうしよう・・・」と不安になりますよね。
抜け毛を止めるには、自分の抜け毛のタイプを把握する必要があります。
ケアはまずは知る事が大事です!
知って、把握して、ケア!
もう遅いと諦める前にケアしていきましょう♪