ヘッドスパはいくつかの技術に分かれています。
大きくは、毛髪や頭皮といった外面を健康な状態に導いて保つ技術と、内面の身体的・精神的な疲れを癒し、ストレスを解消する技術です。
ヘッドスパで重要な3つの工程
洗浄
損傷の少ない毛髪と次に生えてくる新生毛をダメージから守ります。
そのために毛髪の強さのもととなる有用物をなるべく除去せずにシャンプーを行います。
ダメージ毛の対応は、美しく見せる事はもちろん、ダメージの進行を遅らせる修復ケアを施します。
頭部マッサージ
血液やリンパの循環を活性化させ、老廃物、疲労物質の排出を促進します。
これより育毛や発毛効果をもたらします。
頭部マッサージの総合作用によって、全身への美容効果や健康増進も期待できます。
また、自律神経のバランスを整え、内分泌系や免疫系のバランスを改善します。
頭皮ケア
頭皮の状態を良好に保ちます。
頭皮を乾燥から守り、バリア機能を整え、外部刺激などからの保護力を高めます。
シャンプー選びをする前に、シャンプー剤の種類を知ろう
シャンプー剤といっても実は色々種類があります!!
この種類を分かっていないと自分のコンディションに合っている物を選べないです!
では?どうしたら自分に合うシャンプーを見つければよいのか??
まずはシャンプー剤の種類を知りましょう!
洗浄成分の種類によって大きく3つに分けられます
- アミノ酸系シャンプー
- 高級アルコール系シャンプー
- 石けん系シャンプー
アミノ酸 | 高級アルコール | 石鹸 |
---|
頭皮への優しさ | ◎ | △ | ◯ |
洗浄力 | ◯ | ◎ | ◯ |
洗い心地 | ◯ | ◯ | △ |
価格 | △ | ◯ | ◯ |
アミノ酸系シャンプーアミノ酸系のシャンプーは、洗浄力がマイルドで頭皮や肌に優しいのが特徴。
アミノ酸系シャンプーとは、洗浄成分にアミノ酸成分を使用したもの。
肌と同じ弱酸性のため低刺激で、洗浄力もマイルドなので頭皮に優しい。
シャンプーは顔や肌にも触れるので、肌にやさしい低刺激なものがお勧めです。
しかし、アミノ酸系シャンプーは、
洗浄力が弱いので整髪料などの落ちが悪かったり、皮脂が多めのベタつきやすいタイプの人は、
2回シャンプーする必要があります。
高級アルコール系シャンプー
コンビニや、ドラッグストアで販売されている多くは高級アルコール系シャンプー。
低価格で販売されていて、泡立ちがよく、洗い心地が良いのが特徴。
他のものと比べて、
洗った後の爽快感があります。
デメリットとしては、
- 洗浄力
- 脱脂力が強い
- 頭皮への刺激が強く
- 洗い上がりの頭皮は乾燥しやすい
- 乾燥肌の人や肌の弱い人には不向き
- 頭皮環境の改善や、髪のダメージを修復するのにも不向き
せっけん系シャンプー
敏感肌の人やアレルギー体質の人におすすめの比較的安全性が高いシャンプー。
毛穴の汚れまでしっかり落とす高い洗浄力を持つため、皮脂をとりすぎてしまう傾向があり、洗い上がりの髪がキシキシしやすい、石鹸かすが残りやすいのが特徴です。
石鹸はアルカリ性なので弱酸性の頭皮をキシキシさせたり、ごわついたりと使い心地の好みが分かれます。
高級アルコール系 | 石鹸系 | アミノ酸系 | |
洗浄基剤 | ラウレス硫酸Na ラウレス-2硫酸アンモニウム ラウレス硫酸TEA | 脂肪酸Na 脂肪酸K 石けん素地 | ラウロイルメチルアラニンNa ココイルグルタミン酸Na |
洗浄力 | 洗浄力は高い。 起泡力力(泡立ち) もすぐれている。 | 洗浄力は高い。 毛穴の汚れまで取れる。 | やや弱い。 |
刺激性 | 皮膚や髪に対する 刺激が強い。 | 基本的に強くないが、 皮脂を取りすぎる傾向がある。 | 低刺激。 シャンプーの回数を多くしても 頭皮を傷める心配は少ない。 |
適 性 | シャンプーにこだわらない方 肌の強い方 | 自然志向な方で 肌や頭皮が強い方 肌の強い方 しっかり洗いたい方 | 肌のデリケートな方 肌や髪が乾燥気味な方 髪や頭皮をいたわりたい方 |
不適性 | 肌の弱い方には不適正 | 肌の弱い方には不適正 髪が傷みやすい方には不適正 | 頭皮をしっかり洗いたい方には 不適正 |
細かく分けると8種類もある
まずはpH(弱酸性か?アルカリ性か?)
弱酸性
人体と同じ「弱酸性」のシャンプーは馴染みやすく、刺激が少ない。
アルカリ性
人体と同じではない「アルカリ性」のシャンプーは、髪の毛がキシキシになりやすい。
そしてシリコンの有無
シリコンシャンプー
良:頭皮や髪をコーティングするのでサラサラ
悪:美容液や育毛剤などの浸透を妨げることがある
ノンシリコンシャンプー
良:美容液や育毛剤などの浸透を妨げない
悪:頭皮や髪をコーティングしないのでキシキシすることがある
アミノ酸系 | 高級アルコール系 | 石鹸系 |
---|---|---|
弱酸性 シリコン | 弱酸性 シリコン | – |
弱酸性 ノンシリコン | 弱酸性 ノンシリコン | – |
– | アルカリ性 シリコン | アルカリ性 シリコン |
– | アルカリ性 ノンシリコン | アルカリ性 ノンシリコン |
頭皮に合うシャンプーを選ぶ
自分の頭皮にあったシャンプーを選ぶことが、一番大切です。
自分の頭皮が、どんなタイプか分からない。という方は、
顔の肌と同じタイプ(乾燥肌、敏感肌、脂性肌など)だと考えてもらえればいいかと思います。
頭皮と顔は一枚の皮膚で繋がっているので、頭皮の特徴は顔の肌の特徴と似ています。
乾燥肌、敏感肌
乾燥肌で敏感肌の人は、保湿力が高く洗浄力の優しいアミノ酸系シャンプーがおすすめです。
オイリー肌・脂性肌
皮脂が多めの場合、石けん系シャンプー、高級アルコール系のシャンプーがおすすめです。
石けん系シャンプーは髪がキシミやすくなるので、髪の量が多い人や髪の長さがミディアム以上の人には向きません。
その場合は、アミノ酸シャンプーを使って、時間をかけて洗うことをおすすめします。
髪質に合うシャンプーを選ぶ
乾燥毛、猫っ毛、ダメージ毛、これらのタイプの髪質には、合うシャンプーがあるので紹介します。
これ以外の髪質の人は、シャンプー選びにおいて頭皮似合うものを優先して選びましょう。
乾燥毛
髪質が乾燥しやすい人は、「アミノ酸シャンプー」が保湿力が高いのでおすすめです。
アミノ酸シャンプーに、天然由来の精油などの保湿成分などが入っているものが良いと思います。
猫っ毛
髪が細くボリュームが出にくい猫っ毛タイプに
おすすめなのは、「アミノ酸系シャンプー」+「ノンシリコン」。この組み合わせがボリュームアップには適しています。
シリコンは、髪をしっとりさせるのには適しているのですが、ボリュームダウンさせちゃうんですよね。
よってノンシリコンに保湿力の高いアミノ酸系シャンプーの組み合わせがおすすめ。
ダメージ毛
ダメージ毛は、乾燥しやすくクセがでやすいのが特徴。しっとりして髪の収まりの良いものを選びたい。
「アミノ酸シャンプー」+天然の精油などの油分が入っているものが良いでしょう。
シリコンが入っているものでも髪はボリュームダウンして良いのですが、ダメージしている髪はシリコンを吸収しやすく、シリコンを含んだ髪は、トリートメントの栄養などが入りにくい状態になってしまいます。
カラーやパーマなどにも影響があるので、あまりおすすめできません。
シリコン入りシャンプーとノンシリコンシャンプーは
どっちがいいの?
結論から言いますとノンシリコンのシャンプーがおすすめです。
もちろん、シリコンが配合されている事によってのメリットもあります。
メリット
- シャンプー時のきしみ予防
- 髪のツヤ手触りアップ
- しっとり感がある
デメリット
- 頭皮をコーティングし毛穴を詰まらせる
- カラー・パーマがかかりにくい
- 髪に蓄積されるとベタベタする
シリコンのメリットはシャンプー時に出るよりも、トリートメント時に得れる方が良いです。
あとはシリコンとは違う成分で補える部分もあります!
しかし、それだと値段が高くなってしまったりするので、
特に洗浄力の強い高級アルコール系のシャンプー剤にシリコンを入れることで、
シャンプー剤でのキシミなどを誤魔化しているのです。
シリコンシャンプーを見分ける方法
シリコンの表示名には共通する部分があり、以下のどれかが成分名に入っていればシリコンだと判断していいでしょう。
- メチコン
- シロキ
- シリル
- シラン
他にも、
無添加
無添加とは、頭皮や肌、髪によくない防腐剤・着色料などを加えていないシャンプーのこと。
無添加シャンプーを名乗るのに、特に決まった法律や制度はないので少し注意が必要です。
頭皮の刺激となる成分の代表例が、パラベン、フェノキシエタノール、硫酸系洗浄成分、合成着色料、合成香料などです。
一概に入っているから駄目というわけではありません。
シャンプーの選び方での注意
ここまでシャンプーの種類と選び方でよくある間違いとして注意していただきたいことがあります。
それは、「アミノ酸系シャンプー」と「アミノ酸入りの高級アルコール系シャンプー」を間違えないようにすることです。
アミノ酸系の洗浄成分は頭皮に優しく人気なので、よくアミノ酸が入っていることを強調して広告している高級アルコール系シャンプーがあります。
純粋なアミノ酸系シャンプーを選ぶには「ラウリル硫酸〇〇」、「ラウレス硫酸〇〇」などの高級アルコール系界面活性剤が含まれていないものを選ぶように注意してください!
正直考えればキリがないです。
今自分に合ったもの。何が気になるのか?
そこから選んでいく。
価格や広告でうたわれている文句だけで判断せず、きちんと成分を把握し、そして自分の髪質や体質、
求める効果を考えたうえでシャンプーを選ぶようにしてみてください。
毎日使うものなので自分に合ったもの使いたいですね。
種類の違いと選び方に注意して自分に合ったものを見つけましょう!
leaLEAでは一つのシャンプーで洗うというよりも色々なシャンプーを用途に使い分けています!
カラーの時、パーマの時、縮毛矯正の時。
どんな履歴でどんな肌や髪の毛なのか?
それだけでも数種類のシャンプー剤を取り扱わなければ対応できないと考えているからです。
安心して施術を受けてもらう上での最低限のことからさせていただきます。