白髪に悩まれている方は多いです。
美容室では、
- 白髪染めのことをグレイカラー
- おしゃれ染めのことをファッションカラー
というように使い分けて使用しています。
名前が違うという事は、薬剤の種類も違うのでしょうか?
何が違うのか?知らない方も多いのではないでしょうか?
そろそろ白髪染めに変えないとダメ?
今まではファッションカラーをしていたけど…
- 白髪染めってどんな色でどんな感じに染まるのだろう?
- ファッションカラーで白髪染めは出来ないの?
疑問や不安を感じている方も多いです。
いったい、白髪染めとファッションカラーって何がどう違うの?
- 今までしていたファッションカラーでは白髪は染まらないの?
- 白髪染めだと黒くなってしまうの?
- 白髪染めしてることばれてしまうの?
- 白髪染めでオシャレにカラーを楽しむことは出来ないの?
白髪染めだとなぜ明るくカラーリングできないのか?
そもそもなぜ白髪を染めようとすると明るくカラーリングすることが難しくなるのかご存知でしょうか?
- 白髪染めだと明るくできない
- 白髪染めは暗く仕上がるもの
といったお声をお客様からもよく耳にします。
そもそも通常の「ファッションカラー」と言われるようなカラー剤と、
白髪を染めることのできる「グレイカラー」では薬剤の染料が異なってくるわけです。
グレイカラー
いわゆる白髪染め。
特徴
ナチュラルブラウン、アッシュブラウン、マットブラウン…
というようにどんな色味にも白髪を染めるために濃いブラウンの色素が入っています。
メリット
- 色持ちが非常に良い
- 白髪をカバーできる
というのがあります。
デメリット
- 暗い色で染めると色がなかなか抜けなくなる
- 薬剤のパワーが強い
- 赤みが出やすい
というのがあります。
色持ちは良い
色持ちが良いというのはメリットでもあり、デメリットでもあります。
6Lv以下で染めれば色持ちは良くなりますが、逆に言えば、なかなか自然に褪色してくれないです。
もし明るくしたくなった場合、一度脱染剤で色素を抜く必要があります。
また、最初から明るく染めようとする場合は注意が必要です。
明るく染めようとすればするほど白髪の染まりは悪くなるからです。
白髪率が高い方が美容室でなるべく暗い色6Lv以下をオススメされるのはそう言った理由があります。
薬剤のパワーが強い
ファッションカラーとグレーカラーはどちらがダメージするのか?
と問われれば、確実にグレーカラーの方が傷みます。
白髪は薬剤を弾きやすく、染まりにくいので
グレーカラーには白髪を染めるための染料がより多く配合されています。
薬剤のパワーが強くなればそれだけ髪に負担もかかるので、
白髪を染める必要がない場合はあまり使うことがないと言えます。
赤みが出やすい
ブラウンの性質上、赤みが出やすくなるのが特徴です。
アッシュ系(寒色系)のカラーにしたい場合、白髪をカバーできないこともあります。
最近では寒色系のブラウンを使った白髪染めができるカラー剤も出ております。
白髪染めの赤みが嫌だった方には良いかもしれませんが、本来の白髪染めのメリットである色持ちの良さが失われることがわかっています。
サロンではメリットとデメリット両方を考慮して選択させていただいております。
ファッションカラー
いわゆるおしゃれ染めのことです。
どこの美容室でも基本的に白髪がなければこちらで染めるのが普通です。
特徴
アッシュ(青)、マット(緑)やピンクのような鮮やかなカラーを楽しめる。
もちろんファッションカラーにもブラウンはありますが
グレーカラーと違って染料はそこまで濃くないので白髪は染まりません。
メリット
- 鮮やかな色味を出すことができる
- かなり明るくすることもできる
- 赤みを消した外国人風カラーができる
というのがあります。
デメリット
- 色持ちが悪い(白髪染めと比べると)
- 白髪は染まらない
というのがあります。
鮮やかな髪色にできる
綺麗な色味にするということを重視するならファッションカラーです。
流行の外国人風カラーのように透明感のある色を作りたければ、日本人特有の赤みがあるブラウンが邪魔です。
自毛のメラニン色素を脱色しながら鮮やかな色味をファッションカラーで入れていきます。
ファッションカラーのみでは外国人風カラーは難しいので、ブリーチが必要です!!
ブリーチで脱色した後にファッションカラーで染める事で外国人風カラーが可能。
透明感のある色味は元々の自毛を明るくすることで、赤味やブラウンを極力取り除くことで可能になります。
そういうことを踏まえると、白髪染めだと難しいです。
色持ちは良くない
おしゃれ染めの色の持ちはおよそ1か月から2か月程度で抜けるように設計されています。
全く色が抜けない作りにしてしまうとカラーチェンジができなくなってしまうのです。
(例えば、アッシュ系から真逆のピンク系にするとか…)
色の持ちが悪いというのは実はこれが原因でもあります。
真逆の色を希望する場合は髪の毛にどれだけカラー剤の色素が残っているかでも変わります。
ファッションカラーだからといって邪魔をしないわけではないので、注意が必要です!!
グレイカラーとファッションカラーの違いは?
一番の違いは染料(ブラウン)の濃さです。
白髪染め・・・白髪はしっかり染まるけど、黒髪はほとんど明るくなってない。
ファッションカラー・・・黒髪が明るくなるけど、白髪はあんまり染まらない。
白髪をしっかり染める事が前提。
なので、ファッションカラーに比べブリーチ力が低く、染毛力が高め。
「白髪を染めるためのブラウンが高配合されていて、色持ちは良いがカラーチェンジがしにくい」
というのがグレイカラー。
黒髪に対して使われる想定。
黒髪を明るくするためにブリーチ力が高めで、染毛力が低め。
「アッシュ(青)やピンクのような鮮やかな色味だけを入れることができ、色持ちは悪いがカラーチェンジがしやすい」
というのがファッションカラー。
ファッションカラーにもブラウンという色味はありますが、
グレイカラーのブラウンと比べると色素がそこまで濃く入らず、白髪は染まりません。
このような両方のメリットとデメリットがあります!!
leaLEAではファッションカラーで白髪を染めます
白髪染め用カラー剤を使わずにファッションカラー剤のみを使用します。
白髪染め用カラー剤は取り扱っていません。
複数のカラー剤をブレンドして白髪の部分を染め、白髪が見えない部分の毛先には、毛先用のカラー剤でアルカリが少ないカラー剤を使用します。
(20代の子が染めているカラー剤と同じ物を使用します。)
ただ単にファッションカラーで白髪を染める事はできないです。
しかし、薬剤を理解した上でどういう調合だと良いのか?
どれぐらいの白髪の量でどれぐらいの明るさにするのか?
しっかり性質を理解していなければ、白髪染めでも上手く染めることはできません。
逆にしっかり理解していれば、ファッションカラーでも白髪を染める事は可能です!!
- 根元の薬剤は、アルカリカラーで、
白髪を染まるように3色〜4色のカラー剤をブレンドします。
刺激緩和などフムスエキス配合。 - 中間から毛先は、低アルカリ剤に、毛髪保護成分のトリートメントで保湿効果を保つブレンドをします。
- カラー剤は、従来使われている白髪染めは使わず、白髪が無かった時に使用していたファッションカラー剤を 使用!
アルカリも低いのと濁りがない色を使用することで艶やかでダメージレスの仕上がります。 - 残留アルカリ除去をしながらのお流しで色持ちアップ+残留臭軽減
ファッションカラーで白髪染めをするメリット
- ダメージを抑えれる
- 色のバリエーションが豊富
- 明るさのコントロールができる
などファッションカラーとほとんど変わらずにできるなど良い事が増えます!!
デメリット
- 暗い色で染めると色がなかなか抜けなくなる
(ファッションカラーでもグレイカラーでも暗くし過ぎると) - 施術が難しい
薬剤の調合など白髪染めカラーよりも複雑になるので、理解していないと失敗してしまいます!
使いこなせるとグレイカラーでは出にくい色味なども出せます。
艶、手触り、透明感全てにおいて白髪が無かった時と同じカラーリングを楽しめます!
他の方法でも白髪染め(グレイカラー)でも髪を明るくできる!
ブリーチです。
ブリーチというと「金髪になる」「髪が傷む」みたいなイメージが先行するかもしれませんが、近年ブリーチ剤も進化しており、
髪に優しくなっていたり、またファッションカラーと混ぜ合わせて明るく抜けすぎないパワーコントロールすることが可能になっています。
塗布技術の使い方でも白髪を染める方法はいくつかあります!!
- ハイライト(ウィービング)
- バレイヤージュ
などもそうです!!
上手に使い分ける事で透明感のある白髪染めになるわけです!!
薬剤はファッションカラーと同じでも白髪を染めれるという事を知っていただけたかなと思います☆
後は、一気に明るくするのではなく少しずつ明るくすることで、違和感のない綺麗なヘアカラーを楽しめます!!
大人3Dカラーも白髪でも明るさを楽しむカラーです。
まずは固定概念をもたずに、相談してヘアカラーを楽しんでください☆