髪の主成分は、ケラチンタンパク質。
なのでしっかりタンパク質を摂取しないと髪の毛はしっかり育ちません!
その為にも髪の毛がどういうモノなのかを知る事も大切です!
尚且つ髪の毛の毛周期などしっかり把握する事で綺麗な髪の毛を育み方もわかってきます!
まずは、髪の毛の構造を知ろう!
髪の構造は主に
キューティクル(毛小皮)
半透明のうろこ状のものが平たく4~10枚重なって、髪の内部組織を守る働きをしています。
キューティクルは、濡れていると柔らかいため、
特にこすれることによって、欠けたりはがれたりして、
毛先ほどキューティクル枚数が少なくなっています。
エンドキューティクルは柔らかく水で膨潤しやすい性質で、水、ヘアカラー、パーマ剤などの通り道になります。
キューティクルとキューティクルの境界には細胞膜複合体(CMC)があり、
そこに脂質成分MEA(18-メチルエイコサン酸)が存在します。
健常な毛髪では毛髪表面を、このMEAがおおっています。
コルテックス(皮質)
髪の85~90%を占めるコルテックスは、繊維状の束とそれを取り巻く構造でできています。
この部分のタンパク質・脂質の構造や水分量が、髪の柔軟性や太さに影響します。
また、メラニン色素は主にこの部分に含まれていて、その種類と量によって、髪の色が決まります。
メデュラ(髄質)
髪の中心にあるメデュラは、やわらかいタンパク質による網目状あるいは多孔質構造で、
ダメージを受けると多孔質構造の割合が増加します。
働きはよくわかっていませんが、膨潤や収縮する際の緩衝スペースや、
大きな空洞を有する動物の毛では断熱効果に役立っていると考えられています。
3層で構成されています。
キューティクルは、硬質のケラチンでつくられており、髪の内部を守る働きをします。
そのため、キューティクルが破壊されると髪のダメージは進んでいきます
拡大するとこんな感じです!!!
意外と髪の毛は複雑なんですよ!
キューティクルは髪の表面になりますのでこれダメージになるとツヤがなくなったり手触りが悪くなったりします。
髪とpHの関係をしる事でダメージも気をつけれる
髪の毛はpH4.5~5.5が健康な髪の毛と言われています!!
いわゆる弱酸性!!
実はお肌と同じです!!
- 髪にとって弱酸性が一番健康な状態。
- 髪はpHの状態によってイオン性が変化します。
カラーなどのpH値になります。
- 左/髪に+イオンが多くなると-イオンと引き合うようになります。
主に酸性染料の染着に関係しています。 - 右/髪に-イオンが多くなると+イオンと引き合うようになります。
主にカチオン界面活性剤の吸着に関係しています。
髪の毛は結合が複数から成り立っている
この結合でパーマを当てますが、実はクセが出るのも結合が関係しています。
イオン結合
イオン結合です。
髪のpHが崩れてくると結び付きが切れてしまいます。
pHは 4.5~5.5 の時に一番安定しております。
関係するのはパーマや、カラー、酸性シャンプーですね。
パーマやカラー剤はpHが高くて髪を膨潤させて薬剤を浸透させます。
それをしっかりと戻していくのが重要となります。
パーマやカラーの後はpHを4.5~5.5までなるべく戻す。これが大事になります!
leaLEAでは薬剤を使った後は必ずpH値を戻す施術も一緒にさせていただきます!
シスチン結合
シスチン結合。エスエス(S-S)結合とも言います。
このシスチン結合を利用してパーマをかけていきますね。
パーマの1剤(還元剤)で結びつきを切って、髪を曲げて、2剤(酸化剤)で再結合させていきます。
まずは、過剰にシスチン結合を切ったりすると駄目です。
次のペプチド結合も少しづつ切れちゃうんですよね。
そして、シスチン結合を切ったら、しっかりと再結合させることが重要になります。
これが不十分ですと、パーマが早く取れてしまいます。
ペプチド結合
ペプチド結合です。
これが基本的な結合ですが、髪の縦の繋がりになります。
髪は繊維状で縦に強い構造となっていて、このペプチド結合が髪の命!
命のつながりです。
これが切れると二度と戻りません。
過度なアルカリ剤や加水によってペプチド結合が分解されます。
関係するのは断毛・枝毛ということです。
枝毛になってるということは、このペプチド結合が切れてしまっているので、もう戻りません。
水素結合
水素結合です。
髪が濡れると結合が切れて、乾かすとまた繋がる結合のことです。
濡れると切れる結合なので寝癖やブローに関係してきます。
しっかり乾かしていると寝癖がつきにくく、また、乾いているとブローで形はつきません。
雨の日に髪がまとまらないのは、毛髪が水分を吸収してこの水素結合が切れてしまうからです!
こんな感じになるので意外とドライヤーの乾かし方で髪の収まりなども変わってきます!!
髪の毛の毛周期を知ろう!!
「ヘアサイクル」とも呼ばれれる毛周期。
髪の毛が生え変わる循環のリズムのことをさします。
「髪の毛はどうやって作られているの?」「毎日髪が抜けるけど、大丈夫?」
など、気になる髪の毛が生えて抜けるまでのメカニズム
知る事で対策や予防、原因がわかってきます!
水道水はpH5.8~8.6と定められています!
この数値は髪の毛のpH値よりも高いです!
濡らすだけで髪の毛は不安定になり、水素結合も切れます・・・
早く乾かさないと不安定な状態が長く続いてしまいます。
そのまま自然乾燥なんて事になると・・・
収まらなかったりパサパサに見えたりとあまり良い事にはならないです!!
なので美容師が髪の毛は乾かしてくださいと、うるさく伝えるのかということです。
あとは一番お金がかからずに髪の毛を綺麗な状態に保てます!
その為にも乾かす事が大事です。
尚且つ毛周期はあるという事で、1日に抜ける髪の毛の本数なども知れた事でお悩みも減ったりします!
理由が分かったことで少しは解消出来る事や原因がわかり対策、予防が出来ます!
まずは知る事大事です!