美容師のハサミと普通の文房具のハサミって何が違うの?
と聞かれることが多いです!
簡単に言うと、素材と切れ味!
この2つが何よりの違いですね!
ではここで、少し考えていきましょう!
なぜ?素材が違い、切れ味が違うのか?
セルフカットをした事があるという方は、どれぐらいいてるでしょうか?
- 前髪を自分で切る!!
- 枝毛が気になるか見つけては自分で切る!
- 美容室に行く時間がなくて少しだけ自分で
などセルフカットをした経験がある方は多いのではないでしょうか?
しかし、このセルフカット。
どんなハサミでしていますか?
ハサミには様々な種類がある!用途で使い分ける
まずは、美容師のハサミは大きく2種類になります!
カットシザー
刃の長さや、刃の形がハサミによって違い、
切れ方や切り方で違いが出るので美容師はハサミを使い分けることが多いです。
基本長さを切るハサミ!
メインで使っているシザー!
美容師のよって数も種類も大きさも違います!
これはどれが正解というよりは美容師の好みやこだわりです!
夫婦で全然違うシザーなんです!
並べてみたら大きさが全然違うでしょ!?
そんな違いもあるんですよ☆
セニングシザー
セニングシザーとは、クシ刃と呼ばれる細かい刃がたくさんついていて、ハサミを入れると髪の毛がすけ、量を減らすことができます。
1回ハサミを閉じた時にどのくらい(何%)すけるのかはセニングシザーによってそれぞれ違います。
平均して20~25%ほどのすき率のハサミを使っている美容師が多いかなと。
僕はかなり極端なセニングシザーを2本を使っています!
50%シザーは基本メンズのカットに使います!刈り上げなどもこの50%シザーですね☆
僕はセニングシザーはほとんどメンズにしか使わないです。
こんな感じで美容師によってハサミを使い分けているんですよ!!
文房具ハサミ
100円均一でも売られています!!
最近はもっと美容師が使っているような形のハサミもホームセンターや雑貨屋さんなどで売られていますね。
美容師が使うハサミと、普通のハサミの一番の違いは?
何が違うか一番わかりやすいのは、切れ味です!
- 切れ味が良いほど、髪の毛にかかる負担が減ります。
- 逆に切れ味が悪いほど髪の毛に負担がかかります!
なので、美容師のハサミだからといって負担が減るかは、この切れ味によって違いがでます。
メンテナンスをちゃんとしていないと、どんなハサミでもダメージになってしまいます!
切れ味の悪いハサミで髪の毛を切ると、枝毛になってしまったり切れ毛の原因になります!
なので文房具のハサミ(元々髪の毛を切る用でない)で髪の毛を切るとダメージになるという事です!!
切れ味の違いはハサミの材質にあり
見た目での違いは物によっては全然わかりませんが、美容師のハサミと文房具のハサミでは、刃の材質が大きく違います!
普通のハサミに使われる材質は主にステンレス
さびにくく便利な材質ですが、材質が硬いので髪の毛を傷めながら切ってしまいます。
それに、切れ味が悪くなるのも早いので、すぐに研がないと切れ味を維持できない。
普通のハサミで髪の毛を切ると「ガリガリ」という音がしますが、それは髪の毛に負担をかけながら切っている証拠。
美容師が使う材質のほとんどはコバルトと呼ばれる材質
コバルト以外にも細かくいろいろな種類の鋼材が使われているのですが、
最も多いのがコバルトなのでそう呼ばれています。
切れ味が長持ちし、サビにも強く髪の毛を切るのにピッタリの材質です。
ステンレスよりも柔らかいので、髪の毛に負担もかけにくいのが特徴。
美容師のハサミの値段は?
文房具のハサミなら100円均一で買えます。
美容師が使うハサミは、安くても1万円前後。平均10万円ぐらい。
高いハサミだと、20、30万円以上のものもあります。
メンテナンスだけでも1回数千円かかるようなハサミ。
業者によって値段も違い、研ぎの上手さも実は大きく違います!!
なのでどんなに高いハサミでもメンテナンスの上手い下手に(美容師の好みもある)影響されます!
それに、目的に合わせて何本も持たなければいけないので、
美容師のハサミを1式まともにそろえようと思うとかなりの金額がかかってしまうのです。
それをアシスタントの時からコツコツ貯めてハサミを買う!
これは美容師にとって一大イベントになります!!
正直セルフカットはお勧めしません
ダメージが出るからです!
特に文房具のハサミで前髪や髪の毛をカットするのはお勧めしません!!
ホームセンターや雑貨屋さんなどで売られている美容師のハサミ風な物。
見た目はほとんど同じですが、材質が全く違います。
美容師のハサミ風はほとんどがステンレス製。
刃がするどいので、文房具のハサミよりは切れ味が良いぐらいです。